XLN Audioのピアノ音源「Addictive Keys」全種類レビュー

こんにちは。トラックメイカーのSnowdropです。
今回は、Addictive Drumsで有名なXLN Audio社のピアノ・キーボード音源Addictive Keysを紹介してみたいと思います。

それでは早速どうぞ!

1.Addictive Keys – Studio Grand

まずはStudio Grandの紹介に入る前に、軽くAddictive Keys全体の特徴を。

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音色について、これはドラム音源のAddictive Drumsとも共通していることなのですが、「Addictive=やみつきになる」という名が示す通り、すでにコンプがかかったかのような、存在感のある音がします。

そのため、これは私の場合ですが、曲のスケッチ段階では別のピアノ音源を使い、ギターやドラムなどを重ねて、ピアノの音が埋もれてきたな~と感じた時にAddictive Keysに差し替える、といった使い方をすることが多いです。

では、Studio Grandの紹介~

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モデルは「Steinway Model D」ですね。温かみのある、甘い響きが特徴で、これは音源のAddictive Keysにも受け継がれています。

デフォルトのプリセット音色「Studio Grand」の音はこんな感じ。

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それが同じフレーズでも「Roomy Pop」という音色だと次のようになります。

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だいぶ雰囲気が変わりますね!

音色のプリセットは30個とかなり多く、また6つのマイクポジションの音が収録されており、最大3つまでのマイクポジションを組み合わせることが出来ます。

また内蔵エフェクトはEQ、コンプ、ディストーション、コーラス、フェイザー、トレモロ、ディレイ、リバーブの8種類が搭載されており、DAW側で調整しなくてもある程度の音作りが可能です。

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画面からもわかるように、ペダルのノイズや電源のハムノイズなんかを加える事も出来ます。左下はマイクポジションですね。ディレイ・リバーブについては、もう一つ専用のページがあったりします。

音色自体は、クラシックよりもポップス向き。ピアノのキラキラ感は少ないかもしれませんね。

2.Addictive Keys – Modern Upright

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伝え忘れていましたが、Addictive Keysの全てのプリセットは「Producer」「As Recorded」「Selections」の3つのカテゴリーに分類されています。「Producer」は、ある程度加工された即戦力の音色、「As Recorded」はその名の通り録音されたような感じ、「Selections」は、極端にフェイザーがかかったりピッチが変化するような特殊な音色が多いです。

さて、このModern Uprightについてですが、先ほどのグランドピアノとは違ってこちらは「Yamaha U3」というアップライトのピアノがもととなっています。

音色はこんな感じ。

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アタック感の強い音がしますね。ピアノハウスぽい音色も入っています。

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その名も「House Keys」。いい感じですね。

ただ、このModern Uprightは、全体を通して実際のアップライトピアノのような塊として音が出る感じが少なく、それに音が奥まった感じもするんですよね。個人的に4つのAddictive Keysの中では一番使用頻度が少ないかもしれません。

3.Addictive Keys – Mark One

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ここからエレクトリックピアノに入っていきます。モデルはあの有名な「Fender Rhodes Mk. 1」。いわゆるローズピアノですね。

音色はこんな感じ。

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あっさりめのローズピアノ、という感じでしょうか。トレモロをかけても面白そうですよね。

別の音色でファンキーなフレーズを弾くとこんな感じです。

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悪くはないかな?

4.Addictive Keys – Electric Grand

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いよいよ最後の音源です。モデルは「Yamaha CP-80」。これも有名な機種ですね。

音色はこんな感じ。

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個人的に4つの中では一番好きな音色ですね。特にフュージョン系の曲に合うのではないでしょうか。このエレピともアコースティックピアノともつかない感じが最高です。

別のフレーズ。

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いいですね~ DAW側で音色を追い込むとさらに良くなると思います。

まとめ

Addictive Keysは、全体的にリアル感は少なく、弾いていて楽しいかどうか、と言われると少し微妙ですが、編曲を進めていく上で他の楽器と合わさると不思議とビシっと決まってくれる、そんな音源だと思います。値段も全て89.95ドルとそこまで高くはないですし。GUIもカッコイイですよね!

また、内蔵エフェクトの質はあまり高くないので、特に1つ目のStudio Grandなんかは、リバーブをDAW側で管理するのがいいと思います。

Snowdropでした。

公式サイト:

www.xlnaudio.com